空気が入るボトルは実は衛生的!?ウォーターサーバーの正しい知識
2017/02/20
ウォーターサーバーには、ボトルを返却するリターナブル式と、ボトルを捨てられるワンウェイ式があります。
リターナブル式はボトルをリサイクルするので、その分、毎月の価格を安く抑えることができ、人気があります。ただ、水を出す時に「ゴボゴボッ」とボトルの中に空気がはいるため、「外気中の雑菌がボトルに入って不衛生」「ウォーターサーバーが細菌の温床となる」と指摘するネット記事を見かけることも多いです。
でも、実は空気が入るボトルのほうが衛生的な場合もあるのはご存知ですか?リターナブル式ウォーターサーバーが細菌たちの温床なのか、調べてみました。
雑菌の繁殖のしやすさは、水質で決まる
2015年に「水を考えるプロジェクト」によっておこなわれた調査によると、原水によって菌の増殖しやすさが変わると報告されています。
天然水とRO水に、それぞれ細菌(大腸菌やカンジダ)を入れて24時間後、48時間後、72時間後の菌の量を調査したところ、リターナブル式のウォーターサーバーなどで多く利用されている「RO水」では菌数が減少する傾向がみられたとのことです。
「国産天然水①」「国産天然水②」では、48 時間後から菌数が増加。一方、「RO 水」「ミネラル添加 RO 水」については、時間経過とともに菌数が減少する結果となりました。
RO水は、逆浸透膜というフィルターで原水をろ過しているので、菌の増殖に必要なミネラルや栄養成分が取り除かれます。菌の増殖に必要な栄養成分が少ないため、菌が増殖せずに細菌が減少したということです。
RO水なら外気が原因で細菌が増殖するのは考えにくい
上で紹介した調査からわかるように、RO水は細菌が増殖しにくい水です。大腸菌やカンジダを水に入れて72時間経過しても菌が増殖しませんので、ウォーターボトルに外気が入っただけで、細菌が増殖するというのは考えにくいです。
また、リターナブル式ウォーターサーバーで有名なクリクラの場合、外気が直接入らないように「HEPAフィルター」というものが付いていますし、1年に1回サーバーメンテナンスとして、清掃・洗浄・点検をおこなってくれます。
アルピナウォーターやアクアクララも、1~2年ごとにサーバーメンテナンスとしてほぼ新品状態にしてくれます。5年10年と長く利用する場合、クリクラ等のリターナブル式ウォーターサーバーのほうが、衛生的かもしれません。
ちなみに我が家では、妊娠中にクリクラを使っていました。クリクラの評判・体験談!
天然水は危険なの?
調査結果をみると天然水のほうが雑菌が増殖しているので「天然水は危険!」と思ってしまうかもしれません。たしかに、天然水のボトル内に外気がはいると菌が増殖しやすいかもしれません。
でもご安心ください。
天然水を提供しているウォーターサーバーの場合、除菌機能がついているものがほとんどです。コスモウォーターやフレシャスでは、外気が入りにくい構造で、さらに自動除菌機能がついています。
- ボトルがしぼんで外気が入りにくい構造
- サーバー内を熱湯循環をおこない定期的に除菌
反対に、これらの機能がついていないで天然水を提供しているウォーターサーバーは、危険といえます。
まとめ:衛生的なウォーターサーバーの選び方
- RO水は菌(大腸菌やカンジダ)が増殖しにくいため、ボトルに空気が入っても安全
- 長くウォーターサーバーを使う場合は、メンテナンス(清掃・洗浄・点検)してくれるクリクラ等が衛生的
- 天然水の場合、外気が入りにくく除菌機能のついたウォーターサーバーが安全
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